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過敏性腸症候群(IBS)とは

2026.02.10 消化器の病気

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)は、腸に明らかな炎症や腫瘍がないにもかかわらず、腹痛や腹部不快感、便通異常(下痢・便秘)が慢性的に続く疾患です。日本人の約10〜15%が罹患しているとされ、特に20〜40代に多く見られます。

IBSの主なタイプ

  • 下痢型 — 急な腹痛と下痢が特徴。通勤・通学中に症状が出やすい
  • 便秘型 — コロコロとした硬い便、排便困難が続く
  • 混合型 — 下痢と便秘を交互に繰り返す

原因

腸と脳の相互作用(脳腸相関)の異常が主な原因と考えられています。ストレス、不規則な生活、食生活の乱れなどが誘因となり、腸の運動異常や知覚過敏を引き起こします。

診断 — 大腸カメラの重要性

IBSの診断には、大腸がんや炎症性腸疾患など他の病気がないことを確認する必要があります。特に以下に該当する方は大腸カメラをお勧めします。

  • 50歳以上で初めて症状が出た方
  • 血便がある方
  • 体重減少を伴う方
  • 大腸がんの家族歴がある方

治療

  • 食事療法 — 低FODMAP食、食物繊維の調整
  • 薬物療法 — 腸の動きを調整する薬、整腸剤、抗不安薬など
  • 生活習慣改善 — 規則正しい食事、適度な運動、ストレス管理

IBSは命に関わる病気ではありませんが、生活の質を大きく低下させます。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。