逆流性食道炎の原因と対策
逆流性食道炎とは
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症が起こる病気です。日本では生活習慣の欧米化や高齢化に伴い、患者数が増加しています。
主な症状
- 胸やけ — みぞおちから胸にかけての焼けるような不快感
- 呑酸 — 酸っぱいものや苦いものがこみ上げる
- 喉の違和感 — つかえ感、イガイガする感じ
- 慢性的な咳 — 夜間や食後に悪化しやすい
- 胸痛 — 心臓の病気と間違われることも
原因
食道と胃の境目にある「下部食道括約筋」の機能低下が主な原因です。加齢、肥満、食生活(脂肪分の多い食事・暴飲暴食)、猫背などの姿勢、ストレスなどが関与します。
診断
問診と内視鏡検査(胃カメラ)で診断します。胃カメラでは食道粘膜の炎症の程度を直接観察でき、バレット食道など合併症の有無も確認できます。
治療
- 薬物療法 — プロトンポンプ阻害薬(PPI)やP-CABで胃酸分泌を抑制
- 生活習慣の改善 — 食後すぐに横にならない、就寝前3時間は食事を避ける、上半身を少し高くして寝る
- 食事の工夫 — 脂肪分・カフェイン・アルコール・香辛料を控えめに
症状が続く場合は、一度胃カメラで食道の状態を確認されることをおすすめします。